聴覚障害者のための就労移行支援(RONAスクール)を行っています

就労移行支援とは?

障害者総合支援法に基づく、障害がある人の就労を支援する障害福祉サービスです。

最長2年まで利用することができ、一般就労に必要な知識やスキルを養い、本人の適性に合った職場への就労と定着を支援する事業です。

RONAスクールとは?

耳が聞こえない人については、「ろう者」、「難聴者」という呼び方があります。

ろう者の「ろ」と難聴者の「な」を合わせることによって、「耳が聞こえないすべての人を支援する」という意味を込めて

「RONAスクール」という名前をつけました。

どんな支援が受けられるの?

就職準備
・健聴者の考え方やコミュニケーションのとり方、ビジネスマナーについて学びます。
・様々な訓練プログラムを通して自己分析を深めながら、自分に合う仕事を考えます。
・仕事に必要な基本スキルを身につけます。
職場体験実習
・実際の職場で、色々な人とのコミュニケーションのとり方を学びます。
・実際に働いてみて「良かったこと」「困ったこと」「得意なこと」「苦手なこと」を整理します。
・どんな仕事内容や職場環境が働きやすいか、スタッフと一緒に考えます。
就職活動
・自分が働きたい仕事や希望の条件を、スタッフと一緒に考えます。
・スタッフと相談しながら、自分に合う会社を探します。
・履歴書の内容の見直しや面接の練習をします。
定着支援
・就職した後も、スタッフが定期的に職場へ訪問します。
・生活面の相談もできます。
・一緒に働く上司や同僚の方へ、職場環境を整備するための支援をします。

リワーク(職場復帰支援)にも対応できます

リワーク(職場復帰支援)とは?

リワークとは、return to workの略語です。うつ病などの精神疾患で休職している人が、スムーズに職場へ復帰できるよう、正式な職場復帰の前に少しずつ職場の環境に慣れるための支援です。

具体的には、決まった時間に施設へ通い、仕事に近い内容のオフィスワークや軽作業をおこなったり、復職後にうつ病を再発しないための工夫をスタッフと相談したりします。当事業所では、就労移行支援事業を活用する形でリワーク支援を行うことが可能です。

リワークプログラムを受けられる場所は沢山ありますが、手話での相談や聴覚障害者に合わせた支援ができる事業所はほとんどありません。現在休職中で職場復帰がご不安の方は、ぜひ一度ご相談ください。

一日の流れ(例)

9:30朝礼
9:40個別課題
・パソコンを使ってExcelの学習
・履歴書の作成
12:00昼休み
13:00コミュニケーション講座「アサーション」
テーマ:相手に筆談をお願いする時のセリフを考えよう
15:00終礼

利用までの流れ

相談予約
まずは相談予約をお願いします。
見学・面談
実際に通う場所を見学していただきながら、支援内容を詳しく説明します。
申請
居住地の区役所等へ申請
聞き取り調査
区役所等による心身の状況などに関する聞き取り調査
サービス等利用計画(案)提出
相談支援事業者または自分で作成したサービス等利用計画(案)を提出
支給決定
申請を行った区役所等から受給者証が発行される
サービス等利用計画の提出
支給決定に係るサービス等利用計画を提出
東京聴覚障害者支援事業所RONAスクールと利用契約
利用契約の手続きを行う